薪ストーブのある家 断熱改修00

秋田市外旭川のS様宅
断熱改修 外壁張り替え 間取り変更工事がスタートしました。
S様宅は築14年と新しく、外装塗装も行なってメンテナンスがしっかりとしていますが、冬期間の
サッシ結露が激しく、寒いとのことをきっかけに、間取り変更しながらS様好みの内外装へリフォーム
することになりました。
簡単な仕様としては
天井断熱:セルロースファイバー 300mm
壁断熱 :セルロースファイバー105mm
基礎断熱:XPS B3種 50mm
輸入樹脂サッシペア LOW-EAr 15mm仕様
玄関ドア:ガデリウス社チーク木製ドア
3種換気
薪ストーブ暖房

下の写真を見ると、一見しっかりと断熱材が充填されているように見えますが
壁をはがしてみると、部屋が温まらない原因が現れました。

原因はここです。
壁下部分に隙間ができています。ここの空間は床板下地の根太に繋がっており床下からの冷気
が流れ混んでしまう部分。
いつもの通り、気流止がされていないため断熱材の性能が発揮されています。
もったいないですね。

充填されている断熱材は、高性能グラスウールの吹き込みタイプですので悪い断熱材ではあり
ませんが、気流止がなされていなければ無意味。
又、このタイプのグラスウール断熱材を使用する場合は、室内側に気密防湿シートを施工して
いなければいけないのですが、そのシートが施工されていませんでした。

間仕切り壁の上部も写真の様に、トンネル状態です。
この様になっていると、部屋で暖められた空気は上昇して上へ上へとながれ小屋裏まで
せっかく暖めた空気を逃がしてしまいます。

リフォーム工事は新築工事とは別分野だと私達は常に思い感じています。
図面上では決して判断できないことや図面上しっかりと決めておかないといけないことがあり
それを判断するには、知識と経験と正しい心。それといつも支えて頂いているチームの職人さん
達です。
さぁ、張り切って楽しくそして安全に工事を初めます!!