築53年の減築リノベーション 02 断熱工事

断熱工事です

下部からの風が吹き込まないようにタイベックを捨て張りします

隙間があかないように全ての空間へ細かく入れていきます

新築と違ってリフォーム工事は断熱気密工事は基本技術の応用工法を駆使します

床が斜めになっているので断熱材を入れる空間も斜めになっております

最大で300mm以上断熱材を入れました(合板面にしっかり断熱材がくっつくまで入れます)

配管が動かないように固定しながら、配管の隙間にしっかり断熱材が入るように下地を造ります

天井の高さが足りない所はネオマゼウスで断熱補強をしました

壁には古いタイベックが入っているところがあれば、なにも入っていないところもありました

土台には気流止めの木材を打ち込み105mmと140mmのグラスルールを二枚入れたところもある

 

壁もセルロースファイバー105mm〜120mm吹き込みです

  

気密シート張りです

  

換気部材まわりのシート施工です このままでもしっかり隙間無ないですが、このシートと管に気密テープ処理をします

  

壁掛けTVボードを取り付けられて TV配線を隠蔽できるように下地をいれています 古い柱を生かし座敷にあった欄間を再利用しました

 

 

こちらは解体するところです

セルロースファイバーは 約18年前に当社で施工したセルロースファイバーです 壁上端から5㎝の沈降を予測して天井断熱面より高い位置まで入れておりましたが沈降は見られませんでした またセルロースファイバーのせいかわかりませんが基礎断熱部分にも白蟻の被害はほとんど見られませんでした

18年前の基礎断熱とセルロースファイバーのその後の資料もありますのでいつかUPしたいと思います

昔からセルロースファイバーを多く使用していますが 断熱材は環境に合わせて選択するのが本来の性能を発揮いたします グラスルール ロックウール セルロースファイバー ウレタンなどまだまだ種類はありますが この断熱材が悪くてこの断熱材が良いと言う判断ではなく各製品には長所と短所がありますので 適材適所適正価格で選択するといいのです 逆に一つの断熱材だけが万能であると吹聴している場合は要注意ですね 断熱材や気密材は使いこなせばいいだけだとつくづく感じますが セルロースファイバーではなくウレタン吹きつけ断熱で壁を施工していた場合は修繕ヶ所が多岐に渡っていたか解体しなければいけなかったであろうことは解体した現場の環境をみていると想像するのは難しくないですね 

リノベーションのヨシ