在来木造住宅の断熱・耐震改修 その19

A-1構造用合板による仕口補強工法
A-1仕口・筋交い補強工法
B.既存モルタル外装材を利用した耐震改修工法
金物一覧
これで在来木造住宅の断熱・耐震改修シリーズひとまず終了です。
この資料は、室蘭工業大学建設システム工学科 鎌田研究室作成の資料です。
リフォームに特化した資料として、当社としては120%活用させていただいております。
感謝です!


A-1.構造用合板による仕口補強工法
1)「木造住宅の耐震診断と補強方法((財)建築防災協会、2004.7.12、以下「耐震診断法」と略記)」の「精密診断法1」に規定された劣化調査を行う。
2)劣化の程度が「劣化が認められない」以外の評価となった場合、該当部位を健全な部材へ改修する計画を立てる。
3)劣化の程度が「劣化が認められない」との評価となった場合、または、劣化した部材を健全な部材へ改修する計画を別途立てて適切な処置を施した場合、当該改修工法を適用する接合部の評価に係わる係数を次のように見なして、耐震診断法に基づき改修計画を立てる。
 a)仕口補強工法
1.一般診断法の場合 
 柱接合部における低減係数f:「接合部?」(VP、CP-T、CP-L等相当)
2.精密診断法1の場合
 柱接合部による壁の耐力低減係数Cf:「3kN以上:(VP、CP-T、CP-L等相当)
 
20071111-01
 
A-1.仕口・筋かい補強工法
 
1.一般診断法の場合
 壁強さ倍率C:2.4kN/m(筋かい木材30×90以上(端部金物有り)相当)
2.精密診断法1の場合
 壁基準耐力Pwo:2.4kN/m(筋かい(木材30×90以上、BP又は同等品)相当)
 壁基準剛性Swo:480kN/rad./m(三つ割り引張筋かい(BP)相当)
 
20071111-02
 
B.既存モルタル外装材を利用した耐震改修工法
 
1)前述の構造用合板による仕口・筋かいの補強工法による補強を施す。
2)モルタル外装材の仕様、健全性を確認する。
 a)軽量モルタルでないこと。
 b)モルタルの厚さが20mm以上であること。
 c)著しい斜めひび割れが発生していないこと。
3)縦胴縁の間隔は、原則455mm以内とする。
4)当該改修工法を適用したモルタル外装壁を耐震要素とし、その性能に係わる数値を次のように見なして、耐震診断法に基づき改修計画を立てる。
 1.一般診断法の場合
     壁強さ倍率C:4.9kN/m
 2.精密診断法1の場合
    壁基準耐力Pwo:4.9kN/m
    壁基準剛性Swo:1120kN/rad./m
 
推奨金物
 
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20071111-04

20071111-05

20071111-06

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