オーストリア・スイスパッシブハウス木造建築研修_その2「ZARNHOFER社」とリフォーム現場
2010/05/31 カテゴリー:YOSHIレポート
ZARNHOFER社
20年前に創業
20人の社員で 設計ーー→完工までの仕事を行っている。
こちらの会社でも講義を受ける。
日本でいうところの工務店になります。
ゆったりしている事務所内。
広い作業場。
この図面を見ながら、パネルを組む。
特別な設備はなく、合理的。
外へ出たところ。
赤い服を着ているのが、ここの会社の社長さん。ここでも、地元TV局に取材されている。
資材置き場。
ゴミの分別。外壁が木材で張っているところが作業場。マッシブホルツで出来ている。
作業場の大きさがわかる。
ここでも、セルロースファイバーが在庫として積まれている。
この会社がリフォームしている現場が近くにあったので、紹介して頂いた。
築200とのこと。
OSBのパネルに直接セルローファイバーを吹き込んでシールでフタをしたところ。
この施工だと、簡単でいい。ヨーロッパでは一般的だが、日本製の設備では出来ない。
天井には、インテロシートを使用している。
壁は、OSBをそのまま防湿層として使用している。
簡単でいい。
日本でも、この施工を応用したいと思う。
最初、天井の押さえが荒っぽくてビックリしたが、これでいいのだ。
キッチリ、気密はとれている。そして、内部結露対策も万全である。
床のコンクリートと壁部分は、テープ処理。
OSBのつなぎ目もテープ処理。
間仕切り壁もOSB。
緑色のタンクが、プロパンガス。現場は寒いので、ガスストーブで暖をとって施工するそうです。
基礎部分の断熱施工。何時も思うが、汚くて粗い仕上げである。
古い1階のワイン保存庫。
基礎断熱部分と、断熱材へ水が入り込まないようにするための排水シート。
仕事は粗が断熱材のつなぎ目の隙間があるところには、しっかりウレタンで補修されている。見えなくなるところだが、大切な事である。こういう所が、ヨーロッパの職人には多い。
現場の外には牧場が広がり、羊がいたり小川が流れてのどかな景色である。
たまに、山の雪解け水が大量に流れてきて1階部分は水浸しになるそうだ。
だから、1階部分はレンガとコンクリートでできているそうです。
のどかな景色からは想像出来ませんね。
つづく