新宿区事業者向け省エネ技術研修セミナー_その3

コンクリートブロック造2階建ての断熱改修
今回の目玉勉強。
ここに興味があった。

サーモグラフによる結果。
その差歴然です。


よくある、RC。持って40年でしょう。その前に、結露でカビだらけになっているところが多々ある。
この方法で改修したら、まだまだ快適に使用できる建物が相当数ある。

このボックスをどの様に止めているのか興味がある。
外断用の長いビスは、だれるので、短いビスを使用する。
助成金をもらい、この工法を開発しているそうだ。
ものすごく、簡単に丈夫にできるので、良い方法だと思う。

この施工を、グラスウール断熱材ではなく、セルロースファイバーで施工したい。
もう少し、細かいところで、改善してやってみたいと考えています。

ラフであるが、断熱材が入った状態。100mm。

防水シート張り。

仕上げ。

今回お世話になりました、エコギャラリー新宿。
エコギャラリーで、エコな勉強会でした。
最後の、質疑応答でこんな話があった。
北海道と同等の性能を東京へ持ってきたときには、オーバースペックになるので、そこまでの性能はいらないのではないか。と話している建築家がいた。
普通に、作っても暖かいし、夏は涼しいのに、なぜそこまで断熱気密にこだわるのか?東京にはその性のはいらないと。話していました。
すこし、その話を聞いてびっくりしたが、北海道の家をそのまま違う地域へ持って行くと、適合しないのは当たり前のはなしで、それを適正にするのが建築家の仕事ではないかな?と思った。が、高性能の家に住まないと、経験としてわからないことなのだな、、、と思った。エアコンで、全て空気をコントロールすることはできる。しかし、微細なエネルギーで室温を保っている空間は、同じ温度でも快適になるのです。
エネルギーを使わない、省エネとしての効果もさることながら、とても心地よい、数字に表せない快適性があるのです。
基本性能の良い家は、窓を開けたいときに空け。閉めたいときに閉める。そして、自由にどちらも快適に過ごすことが出来るのです。簡単に言えば、コントロールできない家よりコントロール出来る家の方がいいでしょうと言うことなのだが、なかなか納得されていないようだった。。。
東京では、冬を暖かく過ごす家より、夏をエアコンをほとんど使わなくても快適に過ごせる家と話した方が伝わりやすいのでしょう。

飯田さんありがとうございました。
おわり。