ドイツ建築・建材視察ミッション_その4_製材工場・エンジニアーウッド

日本の製材所では考えられないほどの製品量を生産している。一人当たりの労働分配率も桁違いなだ。とにかく、効率的である。生産することに対しての省力化もすばらしいが、原材料をこの工場に持ってくる仕組みもどうなっているんだろうか。道、輸送設備、仕組みが違う。日本の場合は、原材料を集めるだけで国際競争力がなくなってしまうんだな。集成材も同じく規模が違う。
私の仕事には直接関係ない位の規模。しかし、勉強にはなる。ヨーロッパに来て考えること。全ての仕事において一人当たりの労働分配率の差は歴然だ。日本も成長が止まって安定期に入った社会はどうなるのか。豊かに生きるためには、どのように考え基準をどこの位置に置くのかの判断材料になる。
オーストリアの工場はドイツよりさらに進んでいる印象を受けた。


視察場所への移動中。
この雪の中、バスのタイヤはノーマルタイヤです。スタットレスじゃないんです。
雪の中アウトバーンを100キロで走行、、冷や汗ものです。
このバスの運転手は、バスパイロットと言ってドイツでは6万人いるバスの運転手の中で2000人だけに与えられた資格(バスパイロット)だと言ってました。何が違うのかはわからないが、とにかく早い。怖い。
前回もそうでしたが、いがいとドイツでは大型車はノーマルタイヤで平気で走っている。日本もそうなのかな。。。

 
視察製材工場の自転車やバイク小屋。
増築してます。

この工場(ホルツシュミット社)の4代目オーナー社長からの説明。

写真ではとらえきれない巨大な製材工場。
この写真をみて、15倍で想像してください。

 

 
滑り止め付きウッドデッキ材。
 
 

 
両手両足を使用してコントロールしている。
ガンダムのパイロットのようだ。

モニターを使用して、たった一人で巨大な設備をコントロールする。
コントロールできるようになるまでは、2年はかかるそうだ。
機械を止められないので、トイレに行くのも大変と話していた。

 
チップソー。

 
ここからは、集成材工場。
ヒュッテマンホルツ社。
巨大さは写真で少しは伝わるはず。

 
集成材の梁。

 
はみ出しているのがポリウレタン接着剤

 

 
完成した集成材を運ぶために、警察から許可をもらっているところ。
緑色の車が警察です。

 
この巨大な梁を運ぶ。
この地域では、道路を造る時にこの会社の製品をトラックで運べるかを相談するらしい。
トラックが曲がれるぎりぎりの角度で道路の曲がりが決まっていく(スゴイ)
行政も協力してくれるからこそこのサイズの材料を運ぶ事ができるんだろう。

本日のホテル。
この部屋はシングル。日本のビジネスホテルだと思う。
インターネットは、ロビーで繋げば無料でありがたい。
ドイツはネット接続料金が高い。

 
今回は、どこのホテルでも浴槽がついていてありがたかった。感謝。
どこの部屋も室温は低く設定している。


シンプルな洗面