オーストリア・スイスパッシブハウス木造建築研修_その21_チューリッヒ湖畔ゴールドコースト ミネルギーP住宅
2010/06/08 カテゴリー:YOSHIレポート
この住宅も日本人が住んでいる住宅。
不在のため、管理している建築家(佐々木さん)が中を案内してくれた。
防犯ブラインド完備。
地下への光を入れるガラス床。
防犯ブラインドは、しっかり固定されている。最近、隣の建物に泥棒が入ったそうだ。なんと、セキュリティーシステムが作動しないように、裏口のサッシを丸ごと外していたそうだ。プロの手口というか、職人の手口である。しかし、頑丈に作られ壁厚も日本の数倍あるため、時間がかかったのであろう。泥棒が中に入る前に家主が帰ってきて泥棒は退散したそうだ。
小さな風車が付いているが、これが風速計である。規定の風速以上になるとブラインドが壊れないように収納される。不在や長期の旅行も安心。日本の家とは比べものにならないくらいに、なんでも自動化している。
地下の設備室。
パッシブハウスなので、当然熱交換、ヒートポンプなどの設備がされている。
しかし、この住宅には新築当初から欠陥があった、吸気口と排気口が近すぎて汚れた空気を再度室内へ循環するようになっていた。数億円もする家なのに、考えられない。スイスでも、欠陥住宅は沢山あるんだろうと思った。新築もそうだが、中古住宅を購入する場合は、特に信頼のおける建築業者に購入前に見てもらうことは、とても重要なことだ。
水道用のカルキ抜き。
この地域一番の絶景ポイントではないかと思う。この部屋に入って驚くほどの景色である。そして、ガラスの大きさにビックリした。写真では伝えきれませんでした。
一番上の階が、リビングルームとキッチン。リビングルームの目の前にはデッキが見える。
この建物は、外観からみるより中は広く4人家族なのに一帯何部屋あるんだと思うくらい部屋数があった。この家と土地の価格は3億以上とのこと。この家も、10年経っても、購入当時の価格を下回ることはないそうだ。
家よりも、この土地と景色に価値があるのですね。
そろそろ終わり。
チューリッヒの宿泊ホテル。