高断熱だからできる、クーラーいらずの涼しい家 その3
2007/08/23 カテゴリー:YOSHIレポート
セミナーのまとめ
忘れないためにメモを箇条書きで記入。
1. 気流・隙間風
もともと、日本の住宅の壁は土壁なので、壁内の空気、空間が開かない。
高度成長期のころ材料が変化したのに施工方法が同じ方法なので隙間があいている。
この内容は、目から鱗だった。
秋田 リフォーム 工事で、気密性能を上げるのに大変な思いをしているなかで思っていた、なんでこんな中身の無い(壁の中が隙間だらけ)家の造りなのだろうかと。。。
昔は、土壁なのでしっかり中身が詰まっていた。建材で仕上げるようになったのに工法が昔のままで、壁の中が隙間だらけになっている。当たり前なのだが、なんだか納得。
北海道で、同じ家を二棟建てて実験をした結果(今から15年くらい前)
一棟は、普通の建て方。
もう一棟は建て方材料も同じ仕様で気密施工をした結果、灯油使用量がどの位変わったのか。
2000リットル(ストーブ)→1120リットル(セントラル)
気密をとるだけで、これだけ変わる。
断熱コストの予算
・ 外断熱(発砲系)は、GW施工の方法の3倍かかる
オール電化住宅を考える
その前に・ ・・発電所の1/3しか電力になっていない。
2/3の電力がムダになっている事実がある。
普通に考えるべきである。
ヒートポンプ
1Kwをつくるのに1/3〜1/2になる。←これを使用すると石油よりも性能が良くなる。
早く、より性能の良いヒートポンプの開発が必要。現実的に可能なので期待したい。
1棟→3Kw 太陽電池だと、200万円(設備費)くらいかかる。
200万も太陽電池にかけるなら、もっと効果的な施工ができる。
あと10年たつと100万円位でできるだろう。あと10年たったら、考えよう。
2.簡単に性能を上げる
?換気の熱損失を熱交換換気によって低減
?窓の断熱を強化しながら、太陽熱取得をふやす。
ガラス1枚増やすと、熱取得率が10%減ってしまう。
? と?でエネルギー使用量を50%減らせる。
? 断熱厚をふやし、建物の熱損失を減らす。
・ 窓ガラス、サッシ
・ 北、東、西は同じサッシ
・ 南だけはガラス(ペア)コンビサッシ
場所で分けて使うこと
・ PVCサッシ
・半外と外 FIXならもっと良い
0.72→0.81
(合計200mm)
日射を コントロールできるのは
南東か南西に向いたら冬に光が入ってこない。
日よけは、ガラスの外に設置しなくてならない。
室内側では、ハニカムが効果的。
室内の空気の温度差は7℃あれば自然気流が起きる。
これを、利用して夏涼しい家を設計でいる。
無風状態であっても、強制的に温度差をつくることにより気流が発生する。それを活用する。敷地の道路側の温度(高くなる)北側(低い)を活用する。
エアコン無しで涼しい家をつくれる通風設計。