シロアリ対策

シロアリ対策専門 岡崎シロアリ技研の神谷忠弘さんのところへお伺いさせていただいた。
以前から必要以上の薬剤塗布の駆除方法に疑問を持っていた。
ありがたいことに、さらに詳しく聞きたいことを教えていただいた。
神谷忠弘さんの著書

20080423-01

私のメモの一部。
シロアリは、防ぐのではなく出てきたモノに対して対処する予防でいいのだ。
地面からの密閉部分を作らない。
基礎断熱の場合は、断熱欠損になるが、施工方法を変えることにより簡単に防ぐことが出来る。
一度被害にあったところを処理した場合、そこには、二度と来ない。
ベタ基礎は、シロアリを防ぐのには有効であるが、完全ではない。また、ベタ基礎をしてもそのコンクリートの上を掃除しないと長い年月でホコリがたまりそれが土と同じ環境になり蟻道が出来た事実がある。
ヤマトシロアリほど飼うのが大変なものはない。つまり、基本的には弱い生物なんだ。1つの生物ではなく細胞の様に考えるとわかりやすい・・・ナルホド!
シロアリは特殊なものではなく、蚊やハエのようなものと考える。家に入ってくることもある。ただ、それに対して対処したらいいんだ。必要以上の防除をしないこと。
防除を完全にしようとしても、シロアリは化学物質に対して適応していくのが生き残っていく。コールタールで蟻道を作った事実もある。
ヤマトシロアリ。イエシロアリ。アメリカカンザイシロアリ。などの性質を知っていれば、そんなに難しいモノではない。
炭の上にも蟻道を造り乾燥していてもシロアリが土や水を運ぶので、完全に防ぐことはできないのだ。
神谷さんの方法だと、ほんの少しの薬剤でシロアリを処理できる。環境にも人にもやさしい。これなら、おすすめできる。